• 公開日: 2016/10/10
  • 更新日: 2018/12/13

一年目の終わりに気が付いた、「業務に対する変化」

テーマ:患者さんやその家族の「忘れられない一言」

さわってもいいのよ。

myaku

「さわってもいいのよ」

新人一年目も、もうすぐ終わりというときでした。
いつもの様に検温し、それじゃあ、と 病室を出ようとしたときでした。
患者のおばあちゃんに呼び止められ、【さわってもいいのよ】と、手を差し出されました。
「何が?」と 思ったのですが、すぐに脈を見せてくれようとしたことに気づきました。

先輩たちの動きを、患者さんが教えてくれた

自分は男性看護師なので、「自分に気を使っている」と感じたみたいです。
もうすぐ働き出して一年が過ぎようとしたときでした、
一年目のときは、しっかり脈拍も実測していたのが、いつの間にかspo2を測るときに一緒に表示している脈拍の数値だけしか見ていないことに気づきました。
逆にどんな優秀な先輩達でも必ず脈に触れているんだな、と改めて患者さんから教えられました。

●執筆●かい さん
療養病床
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
あなたも「想い」を綴ってみませんか? ご参加は こちら から!

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング