• 公開日: 2016/8/6
  • 更新日: 2018/12/13

面会時、笑顔だった患児の家族。実は…

テーマ:最も心に残っているエピソード

患者家族

PT family

患児の家族への看護

新生児病棟なので、療育者、つまり家族を大事にしてきました。
家族看護に力をいれ、面会時はたくさんお話してきました。
不安が強い家族がいたり、元々の性格なのか楽観的な家族もいたり。捉え方は人それぞれなので、不安が強い家族には、より丁寧に接してきました。

「受け入れられた」と思っていたのに

中には経過も長く、その過程で受け入ができ、笑顔になっていく家族もいます。
そんな笑顔だった家族が退院して数年後、成長した子を見せに病院へ遊びに来てくれたことがあります。
「当時は辛かった。子供に将来が不安だった。怖くて次の子は考えられない」と話してくれました。
衝撃的でした。
笑顔の裏にそんなことを思っていたなんて。。。

本心をくみ取る難しさ

本当はどう思っているのか、汲み取る必要がある。言葉では簡単にいえるし、とても教科書的だけれど、それがスタッフ全員できてなかった。実際のケースは難しい。
家族の思いを深く考える出来事でした。

●執筆●に。 さん

このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
あなたも「想い」を綴ってみませんか? ご参加は こちら から!

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング