• 公開日: 2013/7/20
  • 更新日: 2020/3/30

【連載】現場で使える!英会話1分間レッスン

症状の聴取を英語でするには?[呼吸器科編7]


外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされましたか?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている健康問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態を把握することが必要ですね。
そこで、これだけは知っておきたい! 呼吸器症状の聴取に必要なフレーズを紹介します。

症状の把握には、OLDCARTを用いて問診を行います。
OLDCARTとは、Onset(発症)、Location(症状のある部位)、Duration(症状のある持続時間)、Character(症状の性質)、Aggravating/Alleviating factor(増悪/軽減要因)、Radiation(症状の広がり)、Timing (症状がいつ起こるのか)の頭文字をとった症状のアセスメントツールです。

前回に続き、以下の事例にそって呼吸器症状の把握に必要なフレーズを紹介します。


事例:60歳女性・1週間前から湿性咳嗽と鼻水が出現し、市販薬で様子を見ていたが改善しなかった。2~3日前から労作時の息切れと呼吸困難が出現し、右胸が痛くなりはじめたため来院した。


本日のレッスン

教科書には載っていない痰にまつわる表現を紹介します

患者さんは、痰について「watery」(水様性の)や「viscous」(粘稠性の)など医療者が使う言い方でいつも伝えてくれるとは限りません。「口から気持ち悪いものがでてきた」や「変な塊がでてきた」などさまざまな表現を使って教えてくれます。
特に10歳代・20歳代の患者さんは、教科書に載っているような言葉はあまり使ってくれない傾向があります。

>>そこで今回は、痰にまつわる口語的な表現を紹介します。

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