テーマ:印象ががらりと変わった先輩
怖い四天王から頼れる存在へ
「四天王」
私が新人として入職したとき、指導が怖い先輩が4人いた。
その先輩たちを私のなかで『四天王』と名付け、一緒の勤務のときにはなにを言われるかビクビクしながら、時には泣きながら仕事をしていた。
泣きながらインシレポートを書く私に…
3カ月がすぎた頃、私はケアのなかでミスをしてしまった。
1人でする業務も増えていた中でのインシデントで、大きな影響はなかったが患者さんにも申し訳なく、日勤終わりに泣きながらインシデント報告を書いていたら、夜勤入りの先輩が自分の夕食時間を切り上げて私のところにやって来た。
先輩が怖い理由に気が付いた
『ミスが夜勤にも関わってしまうし、なにを言われるんだろう…』と思っていた私に、先輩は「お疲れ、私たちが夜ちゃんとみてるから、大丈夫。あんまり気にしすぎなさんな。次は気をつければいい。」と言ってくれた。
それからあらためて考えてみると、先輩が怖いのは、仕事に責任感と誇りがあるからだと気がついた。
今では笑いながら話せる仲になり、一番頼れる先輩だ。