• 公開日: 2015/7/29
  • 更新日: 2018/12/13

先輩からのいじめに耐えた日々

テーマ:看護師になって辛かったこと

先輩からのいじめ

koen

新人時代にあった「いじめ」

新人時代、理不尽な理由でいじめられた。
今でも周囲の人を心から信じることができないことがあり、自分が尾を引いていることを自覚している。

唯一の20代

事あるごとに「県外出身だから、あんたにはわからない」とのけ者にするだけでなく、「あんたの出身地が悪い」かのように言われ続けた。
部署で唯一の20歳代独身で、医師に可愛がられていたことも影響したと思う。「若いからって!」といつも言われた。
仕事内容を教えてもらえず、「見て覚えなさい」「わからなくてもやるのよ」と言われていた。
ミスをして患者に迷惑をかけてしまった時も、「患者が死んだらあんたのせいだね」とののしられ、わざと大事の騒ぎにされたこともある。

毎日がつらかった

いじめの中心人物より学歴が上だったことも原因らしい。
国家試験を受けた直後の新人は、教科書的なことは言えるが実践に結びつかないことが、腹立たしかったのか。
毎日、他の人より1時間も早く出勤し、診察の物品準備、休憩室のお湯やコーヒーを準備、医師の早朝カンファレンスのお茶くみをこなし、誰よりも遅く残って仕事の片づけをした。
職場の誰とも話をすることもなく、毎日がつらかった。

つらかった日々を乗り越えて

でも私には職場以外で支えてくれる人がいたし、いじめられている要因が理不尽で、相手が幼稚であることもわかっていた。
仕事を真面目に正しくやっていれば、きっと理解者が現れると思って頑張った。
反面教師と考えて「こんな人間にはならない」と心がけ、正攻法で見返してやろうと、より勉強しようと思った。
おかげで、今は周囲に認めていただき、それなりの立場をいただいて働けている。

●執筆●山陰の人 さん

このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
あなたも「想い」を綴ってみませんか? ご参加は こちら から!

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング