• 公開日: 2015/5/30
  • 更新日: 2018/12/13

あの日話を聞いてくれた先輩

テーマ:新人時代の思い出

先輩に話を聞いてもらい…

essay0530

同期と比べて、出来が悪かった私

私の病棟は、私を入れて2人しか配属されませんでした。

私は要領が悪くなかなか仕事が覚えられなくて、またわからないことも先輩に聞けずにいました。そしてインシデントも続けて起こしてしまい、度々先輩に怒られていました。
それに比べて同期は、要領よく仕事が出来、早々夜勤が始まって私より仕事が出来るように感じていました。1人だけの仕事が出来る同期に、プライベートの話は出来ても仕事が辛いと相談が出来ず、1人悩んでいました。

見かねて声をかけてくれた先輩

私が本当に辛かったとき、先輩がカフェに誘ってくれました。本当に表情が暗く、顔色が悪かったと言っていました。
悩んでいたことを先輩に言うと、同期は出来るように見えるだけで、先輩から見ると本当に変わらないこと、それぞれに良いところと悪いところがあり、比べる必要はないこと、また歳が1つ下なんだし、同期に甘えるくらいの気持ちで相談しても良いんじゃないかと言われました(私は専門卒で同期は大卒なので1つ上なのです)。
怖い先輩の話や辛いことも全部引き出してくれて大泣きした記憶があります。

自分の気持ちで、人との関係は変わる

それ以降は気持ちが晴れ、あまり同期のことも自分と比べなくなりました。辛いこともありましたが、同期に話すことも出来るようになり、同期との距離が縮まりました。今では旅行にも行く仲です。

あの日話を聞いてくれた先輩には本当に感謝しています。

●執筆●ゆゆ さん

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