【在宅】Aさん、55歳女性。身長155cm、体重40kg。57歳の夫(会社員)と75歳の実母との3人暮らし。3年前に筋委縮性側索硬化症と診断された。半年前より言語が不明瞭である。嚥下が徐々に困難になり半固形物を摂取、体重も減少している。寝返りはできない。尿意はあり、排せつは床上で便器を用いて行っている。日中の介護は実母、夜間は夫が行っている。3か月後、Aさんは呼吸が苦しいと訴えるようになった。以前に医師から人工呼吸器使用についての説明を受けており、Aさんはその使用を希望している。Aさんの人工呼吸器適応が検討される理由はどれか。
1.肺換気量の低下
2.経口摂取量の低下
3.意識レベルの低下
4.日常生活動作(ADL)の低下
―――以下解答―――
(解答) 1
<解説>
筋委縮性側索硬化症が進行すると呼吸筋の麻痺によって呼吸不全が生じてくる。その場合、人工呼吸器の適応となる。