• 公開日: 2014/1/13
  • 更新日: 2020/6/30

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

血液検査によりALT(GPT)やAST(GOT)が最も上昇する黄疸はどれか?

血液検査によりALT(GPT)やAST(GOT)が最も上昇する黄疸はどれか?

1.溶血性黄疸

2.閉塞性黄疸

3.肝細胞性黄疸

4.肝後性黄疸

―――以下解答―――

(解答) 3

<解説>

1.× 溶血性黄疸は主に間接ビリルビンが増加するもので、肝前性黄疸ともいう。この時のALT(GPT)やAST(GOT)の値は正常値である。

2.× 閉塞性黄疸は肝外胆管から腸管への直接ビリルビンの排出が障害されたものであり、ALTやASTの値は軽度上昇する。

3.○ 肝細胞性黄疸は直接ビリルビン・間接ビリルビンの両方が増加するもので、ウイルス性肝炎や薬害性肝障害でみられる。この時のALTやASTの値は上昇している。

4.× 肝後性黄疸は閉塞性黄疸ともいい、胆炎、膵炎、肝がん、先天性胆道閉鎖症などでみられる。この時のALTやASTの値は軽度上昇する。

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