患者さんがなぜ「一人にしてほしい」と言ったのか、学生は必死に考えて出した答えを胸に関わりを続けました。…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。
※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。
このエピソードを通して想ったこと
この経験を通して、中村さんは、患者さんの意思決定を支えるにあたっては、患者さんの思いを無理に引き出すことではなく、その人が自分の気持ちを整理し、納得して今後のことを考えていけるように関わることが大切だと学びました。また、患者さんがつらい状況にあるときには、無理に踏み込まず、しかし見放さずに寄り添うことが、安心して思いを表出できる関係づくりにつながることも実感しました。
一方で、そのような関わり方を一人で見つけていくことは簡単ではなく、迷ったときに周囲と一緒に考えることの必要性も学びました。目の前の患者さんにどう関わればよいか迷ったときは、教員や指導者、実習メンバーと一緒に考えることで、自分の考えや思いを整理できたり、患者さんへのアプローチの仕方が広がったりすることがあります。一人で悩みを抱え込まず、周囲と一緒に考えながら、患者さんにとってよりよい関わりを探していく姿勢を大切にしていきましょう。

