私は小児実習の担当教員をしていました。患児とのコミュニケーションで学生が苦戦することは多く…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。
※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。
このエピソードは、「さくらだ あこ さん」からご応募いただいたものです。
原作者:あこ先生から<ひとこと>
このエピソードは、児の発達段階や個別性を考慮したプレパレーションが功を奏した一例ですが、それ以上に、「すべてはみきちゃんのために」との思いで、佐藤さんが学生(看護者)として何ができるかを考え、自ら緊張の壁を乗り越える努力ができたことで、このような良い結果を導くことができたと考えます。6日間という短い実習期間でしたが、今回の成功体験を、学生(看護者)としてのさらなる成長へと活かしていただければと心から期待しています。