マンガ
  • 公開日: 2022/12/31

10万人が選んだ【ナース漫画大賞2023】2022年に最も読まれた看護エピソード漫画は…?

毎日の看護の中にある、心揺さぶられる瞬間を漫画に…ナース漫画大賞

ナース漫画大賞とは

ナース専科のナース漫画は、看護師のみなさんからご応募いただいた実話から制作した漫画です。

涙が出るほど嬉しかったこと、どう消化すべきか今も考えていること、笑ってしまうほど面白かったこと、新しい発見や学び…日々の看護の中には、心が動く瞬間がたくさんあるのだと思います。「人間」に深く関わる機会が多い看護師という職業が、いかに尊く意味深い仕事かということを改めて振り返ることができる、拠り所のような漫画を作りたいと思いながら、毎月みなさんの大切なエピソードをマンガ家さんと一緒に漫画にしてきました。

Instagramのフォロワーが10万人を超えた今年、みなさんに最も読まれた漫画を改めてご紹介したく、「ナース漫画大賞」を開催します。

概要
  • 選考対象:2022年12月31日までに制作された漫画
  • 選出方法:ナース専科公式Instagramでの「いいね」数と、みなさまの投票、編集部による採点を合算して大賞を決定
  • 【ナース漫画大賞】2022年もっとも支持を集めたマンガはコレ!

    『師長の覚悟<前・中・後編>』

    何が正解かはわからない、それでも目の前の1人を救いたい―患者・家族・師長・医師…様々な立場からの視点が交差する、患者さんとその家族との「かかわり」を考えさせられる実話エピソード。

    『師長の覚悟<前・中・後編>』

    エピソード提供者:マジカルぺアン さん
    作画:くもやあきこ

    救急外来に「原因不明」で搬送されてきた意識不明の患者さん(20代)。「点滴全開で入れろ!」「呼吸器準備しとけ!」「家族呼んでおいて!!」「先生、まずいです!!」状況は良くなく、しかも付き添ってきたのは小学生のお子さん1人で…

    読者コメント
    すごく覚悟のいること。理屈じゃなく、心と体が動いたんでしょうね。あきらくんが幸せそうでよかった。本当に素晴らしい師長さんですね!
    想像ができないくらい傷ついて、不安だったであろう子どもに心の拠り所ができてよかった😭泣けました😭
    師長さん凄い👏✨誰もが簡単に出来ることではないと思います!
    マンガ家コメント

    この度は大賞に選んで頂きありがとうございます!私にも同じくらいの息子がおり、とても考えさせられたお話でした。
    これからも読んでくださる皆様の心に残るようなお話を、登場人物を、一つ一つ丁寧に描いていきたいと思います。

    くもやあきこ

    前編試し読み
    原因不明で運ばれてきた女性患者さんを受け入れた 全身状態を確認していくが状態が良くない 懸命に処置を続け、師長が家族にも連絡しようとする 付き添って来ていたのは幼い子供1人だった 師長は子供の身元確認に奔走する 蘇生処置を続けたが回復しない患者

    【ナレッジ賞】看護とは…をもう一度考える

    『忘れられない散歩』

    毎日に忙殺されてしまっている新人ナースに、看護部長が気づいてほしかったこととは…看護ケア・手技記事編集が選んだ実話エピソード。

    『忘れられない散歩』

    エピソード提供者:きい さん
    作画:なぎり京

    人員不足でとにかく忙しい病棟で、今日も新人ナースは目の前の業務で精いっぱい。そんなある日、急に見回りに来た看護部長から、新人ナースの担当患者さんについて「散歩に行ったりしているの?」と問われ…

    編集部コメント

    「患者さんにケアを実施する」というと、どうしても清拭や注射、リハビリなどを考えてしまいがちですが、患者さんへのケアってそれだけではないよなと、これも看護の技術の一つだよなと感じたエピソードでした。目に見える技術だけではなく、“患者さんが心地よいと思うこと”を提供するのもまた、看護師の大切な技術ですよね。

    【隠れた名作賞】編集部内でも人気があった“知る人ぞ知る名作”

    『最期の決め方ーセデーションをめぐる葛藤』

    「良い死」とは?すべての漫画を読んでいるマンガ担当編集が選んだ、ご家族の葛藤を描いた看取りの実話。

    『最期の決め方―セデーションをめぐる葛藤』

    エピソード提供者:匿名
    作画:高尾 奈月

    虎谷沙世は新人看護師。少しづつ終末期の患者さんも受け持ちさせてもらえるようになってきた頃、気になる患者さんが入院してきました。がん末期の烏丸さん(52歳)。誰とも話さず、淡々と終末期医療を受け入れている様子で…

    編集部コメント

    医療が進歩した結果「どのような最期を迎えたいか」という問いが、確かに存在するようになったと感じています。延命治療を望むのか、呼吸器はつけなくても点滴はするのか、セデーション(鎮静)をかけるのか、かけるとしたらどのタイミングからにするのか、その全てを最後まで見守るご家族の辛さや悲しみは…非常に考えさせられ、そして患者さん・ご家族・看護師それぞれの気持ちが痛いほど伝わってくる、心に響くお話です。

    【NP賞】読んだら元気になる!ナースのちょっといい話

    『人生は逆転あり』

    人生は山あり谷あり…でも大変なときにでも、一筋の光は見つけ出せるはず!光を見据えて頑張って、見事に谷から抜け出した、ナースの元気が出る実話。

    『人生は逆転あり』

    エピソード提供者:ヒロ さん
    作画:Ayumi-chan

    看護師国家試験に落ちてしまい、まずは「看護助手」として働くことになった同期のリカちゃん。ずっとしょんぼりとしていたのですが、ある日突然、意気揚々と働き始めた!しかも…

    編集部コメント

    「努力は報われる!」を体現してくれるお話。仕事や学び…恋はモチベーションになります!

    看護知識

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