【小児】生後0日の新生児。39週に3,200gで出生した。胎児診断で二分脊椎が疑われていたが、腰仙部脊髄髄膜腫と診断され手術をすることになった。手術前の看護で適切なのはどれか。
1.腹臥位の保持
2.脊髄髄膜瘤部の乾燥
3.下肢変形に対する予防
4.上肢運動障害の早期発見
―――以下解答―――
(解答)1
<解説>
1.(○)創部を損傷しないために腹臥位とする。
2.(×)病変部の乾燥を防ぐために0.02%ヒビテン液や抗菌剤を含んだ生理食塩液を浸したガーゼで覆い、保護する。
3.(×)感染予防のために48時間以内に手術する必要がある。下肢の変形予防は術後の課題となる。
4.(×)腰仙部脊髄髄膜腫の症状は、下肢の麻痺、感覚障害、膀胱直腸障害などである。上肢の運動障害は出現しない。