• 公開日: 2014/1/28
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2008年度(第97回)看護師国家試験 過去問題 午後41

【成人】55歳の男性。会社員。自家用車で通勤し,仕事ではパーソナルコンピュータを常時使用している。突然,左眼の視野欠損を生じ,眼科を受診した。診察の結果,左眼裂孔原性網膜剥離のため手術が必要であり,3日後に入院するよう説明された。予定どおり入院し,翌日に手術が行われた。手術後は患部の安静のため,うつむき姿勢がとられた。患者は「頸部に痛みがあり,どうしたらよいか」と苦痛を訴えた。

対応で最も適切なのはどれか。

1.鎮痛薬を使用する。

2.2時間ごとに体位を変換する。

3.頸部をネックカラーで固定する。

4.安楽枕で腰部と頸部の負担を軽減する。















―――以下解答―――

(解答)4  

<解説>

1.(×)同一体位による痛みなので、鎮痛剤は根本的な解決にはならない。

2.(×)腹臥位を保つことで、眼内に注入したガスが網膜を修復する。体位変換をしてしまうと治療の効果がなくなってしまう。

3.(×)ネックカラーを装着すると、座位や立位のときに、頭をうつぶせ姿勢に保つことができなくなってしまう。

4.(○)安楽枕の使用のほか、湿布や温罨法、マッサージなどが有効である。

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