テーマ:私をナースへと導いたきっかけ
7年間の下積み
「このままではダメだ」
中学生の頃から看護師になるのが夢でした。
しかし元々頭は良くないと感じていて、中学もろくに勉強せず高校も自分のレベルで行ける商業高校へと進みました。看護学校受験しましたが、失敗してバイトで生活をしていました。
このままではダメだと思い、どうしても病院で働くということは諦めきれず、家の近くの病院に看護助手として就職しました。
介護福祉士としての「出会い」
看護助手として働くうち、日に日に看護師になりたいという気持ちは大きくなりました。働き始めて2年で看護学校を再度受験しましたが、結果は不合格。自分は看護師にはなれないと思い、介護の道へ進みました。
その後、療養病棟へ異動し、介護福祉士の資格をとって、それなりに充実した日々を送っていました。
その中で、1人の患者さんにとても気に入られ、家族さんとも仲良くさせて頂く機会がありました。患者さんは高齢で、徐々に体力が低下…あまり状態が良くない時に何かしてあげたかったのですが、知識不足で何もしてあげることができませんでした。
ただただ日に日に弱っていく患者さんへ、声をかけることしかできませんでした。
再び、看護師の道へ
その患者さんは、何もしてあげられなかった私に、亡くなる最後の最後に「ありがとう」とにっこりと笑い、この世を去ってゆきました。
この時の経験は忘れられず、「もっと何か自分にできることがあるんじゃないか」と思うようになりました。そして、やはり看護師になることを諦めきれず、26歳で看護学校に入学しました。
今は、看護師として脳外科病棟で働いています。