テーマ:ナースが体験した「人生の転機」
結婚しようと思えた時
「結婚、子どもは不要」
私は助産師になっても、結婚、子どもは不要と思っていた。
働き始めてもそう思っていた。仕事を一生続けていきたいと思っていたし、仕事を極めたいと思っていた。
その頃働いていたのは若い助産師ばかりで、出産って、どんなに大変なんだろうねと自分の出産の時にはどうなるかな?と考えた話をしていた。
助産師になったことで…
自分には縁のないことと思っていたが、かたくなに結婚出産を否定していた自分ではなく、年齢とともにその頃では、だんだんとそのことについて柔らかく考えられるようになっていった。
助産師になったのは、キャリアの面で取得した資格であったが、助産師になったことで、出産や育児に対しての怖さがなくなっていた。
知ることで怖さから解放され、こんな自分でも、結婚や出産をしても良いのではないかと考えられるようになった。
もし、助産師にならなければ、私は出産や育児に対しての怖さや分からなさを抱え、結婚出産に対して否定的な思いや怖さを抱えて今まで来たのではないかと思う。
助産師を選んでよかった
今では、職場の可愛い赤ちゃんに誘発され、3人も子どもを産むことになった。
子育ても、思い通りにはいかなくても、こんなものだと思えるようにもなった。
人間的な成長がもたらすものだとは思っても、もし私が助産師にならなければ、得られなかったものだとも感じている。
助産師になることを選んだ時には、自分がこのように変わる事を予期していたわけではなかったが、助産師を選んで良かったと思っている。