テーマ:ナースとしてのキャリアアップ
得るものの多かったプリセプター
4年目で任された「プリセプター」
私がナースとしてキャリアアップしたとき。それはプリセプターになったときだと思います。
看護師になって4年目。院内でのプリセプター研修を終え、新人さんのプリセプターになりました。
大変さの中に感じたもの
その時の病棟は、スタッフの人数の関係上、プリセプターができる人が限られていました。
病棟に配属される新人さんとプリセプターの人数が合わず、1人のプリセプターに対して2人の新人さんを担当することになりました。
プリセプター経験のある先輩方に比べ、プリセプター未経験の私は戸惑いの連続。
定期的な反省会や勉強会に加え、日々の病棟での出来事の振り返りなど、毎日忙しく過ごしていました。
初めの半年くらいは大変だなぁと思うことの方が大きくウェイトを占めていましたが、だんだんと大変さの中に楽しさややりがい、共に成長する喜びを感じることができるようになりました。
先輩と新人さんの間で板挟みに
実際大変なこともたくさんあり、自分の経験不足からくるものや、先輩と新人さんの間に立つ立場にいるため、板挟みの中で色々悩みもありました。
新人さんに関することの窓口は、ほぼ全て私。
他のプリセプターの先輩は、プリセプター経験者で経験年数もある。となれば4年目で言いやすい私が窓口となるのは、必然ともいえること。
日々の業務で生じたことはその場その場で当人に伝えてくれたら一番いいのですが、事後報告として私の方に伝えられるとタイムリーな事柄でないと新人さんへの伝え方にも難渋しました。
間違ったことや指摘しなければならないことは、伝えないといけない。
しかしその日その場に居なかった私が、どのように伝えたら一番良いのか。
分かってもらえるように、尚且つ傷つけないように伝えるためには、どうしたらよいのか。とても悩み考えました。
そのときに副師長さんがとても助けてフォローしてくださり、とても心強かったことを覚えています。
自分も成長できた一年
新人さんは、色んな角度から質問してきます。
それに答えるためには、自分も深く理解していないといけないと強く感じたため、プリセプターになってからは改めて勉強することも増えました。
大変なこともありましたが、プリセプターをさせてもらえたことで、看護師としても、また人間としても成長させてもらえる機会をいただいたと思います。