エッセイ

ナースのちょっとイイ話

先輩看護師の背中を追いかけて

2015/3/11

テーマ:看護師として憧れの先輩

憧れと目標 

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初めての実習、上手くいかないコミュニケーション

始めての病院での実習を行った際、私はテンパってしまいぎこちない笑顔を作るばかりで周りをよく見れていませんでした。
また、受け持たせて頂いた患者にも緊張しているのが伝わってしまい、反対に患者に気を遣わせてしまった。そのため患者と微妙な距離感ができてしまい、患者が「大変でしょ、別にたいして困ってないから大丈夫よ。」と何事も断るようになり、無理をしていることが窺えた。

患者のために看護を実施し、少しでも入院生活を前向きに送ることができるように手伝えればいいと思い実習に来ていたのに、反対に居心地を悪くしているだけではないか。と悩んでいて、今後どのように患者と関わってゆけば良いのかわからなくなってしまった。

支えてくれた先輩

そんな時、先輩が見かねて声を掛けて頂き、話を横に座り黙って聞いていてくれて

「まだ、始めたばかりなのだから、誰にだって失敗することはある。いま大事なのは、失敗したことを悔やんで自暴自棄になるのではなくて、失敗したことを生かして次に繋げることだよ。患者が今の生活をどう思っているのか、どの様に今まで過ごして来たのか、患者の背景を知ることで、始めてその人を知ることが出来、そこからどのように看護師として関わってゆくのかを考え実施していくのであって、援助をするためだけに来ているのではないんだよ。足元ばかりみてないで、一回深呼吸をして周りをよく見てごらん。ひとりではないのだから悩みを抱え込まず、些細なことでも相談しにおいで。いつでも待っているから。」と話してくれた。

その日から気持ちが軽くなった気がした。患者の所へ行くのに少しためらっているところを見ると、先輩が「あなたなら大丈夫。落ち着いて行っておいで。」とポンと肩をたたいてくれて、私の背中を押してくれ、そのおかげか、患者の方から話かけてもらえるようになり、とても感動した。

いつか、先輩のようになりたい

先輩はよく周りを見ていて、どんな時でも困っていることに気付くと声を掛けて励ましたり、励まされたりしている姿をみて、先輩に憧れを抱くようになりました。私も悩み苦しんでいる誰かの背中を押してあげることで、少しでも私のように勇気が持てるように。支えることのできる看護師になれるように、これからも頑張って行きたい。

●執筆● runaさん

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