• 公開日: 2014/6/26
  • 更新日: 2018/12/13

「あなたは看護師になりなさい」に反抗してきたけれど

テーマ:看護師になってよかった!

母の気持ちが今わかる

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「一番なりたくない職業」だった

小学校の頃から「あなたは看護師になりなさい」そう言われて来た。母は体調を壊しやすい為に私が小学校の頃からよく入院していて、家事はいつも手伝っていた記憶がある。しかし、反抗心が強くなって私の中では1番なりたくない職業となった。 

一般企業への就職、結婚、そして離婚

高校卒業して地域の一般企業のパートから正社員まで数多くの職業を転々として、結婚もした。しかし数年で離婚を経験した。
いざ働くとなっても手に職があるわけでなく、しかも30歳を過ぎているとなかなか見つからない。 
そのような時に母が腰痛となり、実家に身を寄せていた私は生まれて初めて 自分以外の人の排泄の介助を行った。母とはいえ、まじかにおしりを見たのは初めてでショックを覚えた事は今でも脳裏に焼き付いている。 

勉強してみよう、から看護の道へ

数週間、母のそばにいて 看護について勉強してみよう。看護師にならなくったっていいじゃないか。人間いつかは誰かの世話をして私もされるんだ。看護や介護の方法を知るだけでもいいじゃないか。 そんな軽い気持ちで準看護学校に入学した。
  実は入学して1週間は両親に秘密にしていた。なぜか…なんとなく気持ち的に看護師を目指すと知られるのが嫌だったんだろう。看護の勉強をしている事を知っても特に反対はなく、準看護学校、看護学校と見守ってくれた。 

今、思うこと

経度認知症、脳梗塞、圧迫骨折などなど患い高齢となった両親と話す中で 3人子供が居ても女の子はあなただけだから頼りたかった。近くにいてくれてありがとう。そう言ってくれた。 
今になれば看護師になって何よりも両親の看病が出来て良かったと思い感謝している。

●執筆●さとう さん

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