• 公開日: 2015/12/16
  • 更新日: 2018/12/13

わずか3歳で見つけた、将来の夢

テーマ:人生の転機

19年越しの夢への第一歩

baby

母の分娩に立ち会う

私は五人きょうだいの長女。3女が生まれる時、助産院での分娩でした。
私は、当時3歳。幼稚園でお昼ご飯を食べていたらお父さんが慌てて迎えに来ました。
「赤ちゃんが生まれるよ」私は幼いながらドキドキしていたのを覚えています。

3歳の私が見た「産まれる瞬間」

助産院につくと、お母さんは大きなプールのようなお風呂でとてもとてもきつそうに呼吸をしてました。
でも3歳でもわかるんです。お母さんは病気でもなんでもなくて、赤ちゃんを産むために必死にがんばってるんだってことを。
私はじーっと座っていたのを覚えています。
そして赤ちゃんが出てきたらすぐに掛けより、またその妹をじーっと見ていた記憶があります。
その後お父さんがへその緒を切り、私と一つ下の次女は胎盤を見せてもらいました。
すごく興味があって、恐る恐る触ったことを覚えています。

助産師を目指すために

その頃から助産師さんの存在を認識していました。
看護師よりも助産師の方が身近に感じていたくらいです。
それから私の夢は助産師。小学校に上がると、助産師になるためには看護師を取らなくてはいけないという事を知りました。
そこで初めて私の夢は看護師になりました。

夢への第一歩

それから月日が流れ夢は変わらず、今は22歳。看護大学4年生です。
あと4ヶ月後の国家試験を控えています。19年越しの夢への第一歩です。
私は最近亡くなったおじいちゃんにその姿を見せたかったです。
それはもうできないので、看護師免許を持って報告しに行くことが今の目標です。

●執筆●ひかりん さん
22歳。福岡県在住。看護大学4年生。
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
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