「忘れられない患者さん」の記事一覧

大学病院で働いていたとき、私が所属する外科病棟の林先生が、肺癌で入院してきました。林先生は、まるで患者に対するように自身の経過を観察し、医師たちに指示をだしていました...看護師から募集した、忘れられ...

幼い頃に両親が離婚、わたしは祖母に育てられました。しかし高校2年生の夏、高齢になってきていた祖母は体調を崩し...私は、何もできない自分が悔しく、看護師を目指し始めました。しかし、看護学校入試の最終日...

入院しながら週3回の透析を受けていた、明るくて看護師にも優しい藤田さん。しかし徐々に透析で除水しきれなくなってきてから、体調は悪化の一途をたどるばかり。ある日、藤田さんに何かしたいことはないか聞いてみ...

訪看で出会った、倉本さんはまだ若いご利用者さんでした。もともとは病院で治療を受けていらしたのですが、既に手術も難しい状態で、最終的には自宅に戻ることを決断されたのでした。その理由は...看護師から募集...

「助けてくれ…！俺は一人で動けないんだ！」「とっとと患者を運び出せよ！！」...東日本大震災の日、怒号が飛び交う中、今まで経験のない揺れに自分自身も恐怖を感じつつ患者さんの安全確認をしていました。最後...

「お前は新人だから、どうせ下の世話くらいしかできんだろ」「ゴミが落ちたんだ拾え！」などなど･･･とにかく口の悪い直腸がん患者さんのAさん。毎日なんとか対応していたのですが、ある日耐えかねて、とうとう....

新人時代、先輩からの指導がとても厳しく、毎日のように泣いていました。その日もCVカテーテル挿入の準備でミスり、カテーテルを不潔に...「もうやだ...（；；）」泣きそうなのをこらえて検温に行くと......

明日も仕事、何をしても辛い、もうどうしていいかわからない...入職して数か月の頃、私はだいぶ鬱っぽくなっていました。そんなある日、受持っていた90代の認知症の患者さんに...ナース専科会員から募集した...

新人の頃、私がいた病棟では、認知症の患者さんを子供扱いするということが普通にありました。「どうせ理解できないだろう」という空気が漂っていたのです。入院患者さんの中には、時に手が付けられなくなるような“...

拡張型心筋症で長期入院していた患者さん。看護師に厳しいことで有名でしたが、「おい新人！応援してるから頑張れよッ」なんて声をかけてくださる方でした。覇気のある方だったのですが、ある日、私の目の前でよろけ...

とにかく口の悪い直腸がんのAさん。あまりのイビリに耐えかねて思わず「仕事じゃなければ来ない！」と反撃してしまったら、なぜか気に入られて･･･ナース専科会員から募集した、忘れられないエピソードをお届けし...

ICUで働いていると「死」がいつも近くにあります。でもある日、珍しい患者さんが入院されてきました。なんと、20代の妊婦さん！心臓に持病をお持ちで、出産をICUで行うことになったのです...ナース専科会...

小柄で可愛いおばあちゃんという雰囲気の、胆管Ca末期の患者さん。視力はほぼ失っていらっしゃったのですが、声をかけるといつも...ナース専科会員から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。 ...

新人の時にであったAさんは、清拭をかたくなに拒否される方。でも、Aさんと関るうちに、保清の奥深さを知ることになりました...ナース専科会員から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。 ...

助産師の資格を取り、看護学校を卒業。産婦人科に希望を出していたものの、配属されたのはNICU。ガッカリして、なんとなく行き詰ってしまっていた私に、転機を与えてくれたのは...ナース専科会員から募集した...