しごと
  • 公開日: 2022/2/24

入職前の悩みや課題はみんな一緒?22卒の看護学生300人のライフデータ

入職に向けた準備が進むなか、卒業をひかえた看護学生はどのような悩みを持ち、何を課題に感じているのでしょうか。 そこで入職直前に抱えている不安や悩みについて、看護学生300人にアンケートを実施。入職前の看護学生への対処方法やアドバイスを紹介します。

入職直前!看護学生に聞いた働くうえで今不安なこと

看護学生としてこれまで過ごしていましたが、4月からは新たに看護師としてスタートすることになります。仕事内容をしっかりと覚えられるのか、また職場の雰囲気は良いのかなど、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。なかでも、仕事を始めると、これまでの生活リズムや環境が変わるため、不安やストレスが出るかもしれません。そこで入職前の看護学生はどのような不安を抱えているのかをアンケート。様々な不安を先輩看護師の実体験を元にアドバイスいただきました。

今、不安なことをアンケート

アンケートでは9割以上の看護学生が入職前に不安を抱えていることがわかります。また、どのようなことを不安に感じているのかを聞いたところ、以下の項目がランキングの上位にあがりました。

職場環境に関する悩みが多く見られる

上位には給与や待遇面での不安よりも、メンタルヘルス、変則的な労働時間に対応できるか、また有休休暇や休日がしっかりとれるかなどの仕事とプライベートのバランスを重視する項目が目立ちました。初めての夜勤では、身体が慣れるまでに時間がかかる人や、メンタル的に合わないと感じる人もいます。夜勤明けを利用して効率よく休めればいいのですが、睡眠サイクルは簡単にリセットできるものではありません。そのため、体調管理がうまくいかないと感じる新人看護師は、少なくはないのかもしれません。変則勤務が積み重なると、毎日の通勤にも大きく影響してくることは容易に想像がつきます。そのため、勤務場所に関しても不安に感じる人が多いのではないでしょうか。

また、結婚・出産など、思い描いている人生設計ができるか、資格取得などのキャリアプランニングに関する不安も学生さんならではの回答なのかもしれません。人生設計やキャリアプランニングだけでなく、社会人としてのプレッシャーや、仕事での立ち位置を考える点は時代とともに変わってきている傾向にあります。

看護師の理想と現実。ワークライフバランスは叶えられる?

働く看護師の多くが、仕事とプライベートのバランスをうまく保ちたいと考えているのではないでしょうか。ワークライフバランスに関して、看護学生にとっての理想はどの程度なのか、また看護師のワークライフバランスについて、それぞれアンケートを取りました。

看護学生が考える理想のワークライフバランス

アンケートでは4割近くの看護学生が、仕事とプライベートは半分ずつが理想と考えていることがわかります。では現役看護師の実際のワークライフバランスはどうなっているのでしょうか。

現役看護師が実際に感じるワークライフバランス

現役看護師のワークライフバランスの第一位は「仕事7:プライベート3」。さらに日々の業務状況について聞いたところ、「すごく忙しい」「少し忙しい」で約7割を占めています。この結果から、看護学生の理想と現実のギャップがあることがうかがえます。例えば日勤帯の場合、最低でも8時間近くは勤務します。仕事が忙しいと、帰宅しても食事や入浴など必要最低限のことだけをして、すぐに疲れて眠ってしまうということが少なくないかもしれません。そのため、結果としてワークライフバランスのプライベートに関する比重が少ないと感じてしまう傾向にあります。

職場環境で重要視することランキング10

看護学生に対し、職場環境で重要視することを聞いたところ、以下の項目がランキングの上位にあがりました。

アンケートでは6割以上の看護学生が職場の雰囲気、人間関係の良さを重要視していることがわかりますまた、休日や勤務時間が適切であること、給与や福利厚生などの充実に関しても、ワークライフバランスに直結する部分であることがわかることでしょう。

新生活の不安を先輩看護師が一問一答で解決

Q:仕事とプライベートの切り替えはどのようにするべきですか?

A:ときには仕事を忘れて休息をしっかりとることを意識してください。

変則勤務や休日体制、通勤時間などに関する不安は、実際に働いてみないとわからないことが多いです。そのため、まずはオン・オフの切り替えを自分のなかで作り上げていくことが大切です。看護師の場合、職場に着いてからユニフォームに着替えることが多い傾向にあります。そのため、職場で着替えることで仕事モードに切り替えられる人もいるかもしれません。同様に、出勤前の化粧をする、もしくは今日1日の情報収集を行うことで、仕事モードに切り替えられるという場合もあります。また、ユニフォームから私服へ着替える、もしくは帰宅後ご飯を食べたり好きなことしたりすることで、プライベートへの切り替えがいく人もいることでしょう。入職当初は、予習復習などやらなければならないことが多いかもしれませんが、時間を決めてしっかりと休息の時間も確保しましょう。

特に変則勤務に関しては、睡眠をしっかりと確保することが大切です。夜勤中や自宅での仮眠は、眠りやすい環境を意識して整えましょう。どこにいてもすぐに眠りにつける人であればいいですが、人によっては部屋を真っ暗にして、アイマスクや耳栓、アロマなどでリラックスした状態でないと眠りにくいという人もいます。眠りにつくまでのルーチンは人それぞれです。そのため先輩看護師などに、どうのように対応しているのか聞きつつ、自分自身に合う方法を試してみるのもいいでしょう。

Q:将来どうなりたいか明確なキャリア設計ができていません。

A:まずは自己分析から。どんな仕事にやりがいを感じるかを把握しましょう。

キャリアに関する不安は、いますぐに解決できるものではありません。しかし、将来のことを考えることはとても大事なことです。いますぐに考えはまとまらないかもしれません。自分は将来どのような看護師になりたいのか、また仕事をしているなかでどんなことに喜びややりがいを感じるのかなどを、どこかに書き留めたり、振り返ったりする時間を設けてみるのもよいかもしれません。また自分だけで考えるのではなく、同じように悩みを抱える同僚や先輩看護師に相談やアドバイスを求めるのもいいでしょう。

Q:仕事のストレスに耐えられるか心配です。

A:自分なりのストレス解消方法を見つけましょう。

ストレスをゼロにすることはできません。そのため、同僚や先輩看護師、もしくは看護師とは関連のない友人や家族など、日頃から気軽に相談できる人をもちましょう。ストレス解消については、趣味はもちろんのこと、自分の好きなことや心が落ち着くことをやってみるのもいいでしょう。旅行に出かけるなど、お金や時間がかかることをやってみるのもいいですが、家にいながらほっと一息付けるようなことでも構いません。例えばホットミルクを飲む、好きな音楽を聴く、ゆっくりとお風呂につかる、早めに布団に入るなども大切なことです。ストレスや不安で爆発寸前の赤信号になってからの対処ではなく、最近疲れ気味かもしれない、このままいくとしんどくなりそう、という黄色信号の時点で対処できるといいでしょう。

仕事とプライベートを上手に両立させる

学生から社会人となり、看護師の仕事をはじめ新しい生活がスタートするなか、ストレスをためすぎず、仕事とプライベートを両立できるようにすることが大切です。はじめは仕事で慣れないことも多いでしょうが、自分自身の身体と心、そしてプライベートも大事にして、うまく両立していけるように工夫していきましょう。

関連記事