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「患者さんが亡くなっても何で平然としていられる?」と聞かれたら…

2017/1/27

私は離床指導者3年目の看護師です。
今大学生が統合実習でうちの病棟に来ています。学生さんが受け持っていた患者様が亡くなってしまいました。その時学生さんは泣いてしまい実習どころではなくなってしまうほどでした。
その日、その子から質問がありました。「どうして看護師さんは患者様と毎日接したりしているのに亡くなった時には平然としてられるのですか?」という質問でした。正直私は言葉が詰まりました。新人の時には確かに患者様が亡くなったときには涙が出ました。でもいつからか日勤帯でステるのはやめてとか夜勤帯でステったら嫌だなと考えるようになってしまっていました。
また別の学生さんからは「人の死に慣れてしまうっていうのは本当なんですか?」の質問に何も答えられませんでした。
みなさんはこのような質問をされた時になんと答えますか?
決して人の死に慣れてはいけないとは思います。しかしこの仕事はどうしても人の死から逃げることはできません。みなさんの考えを聞かせてください。

患者さんの死。それは看護師として、避けては通れない道かもしれません。数多くの患者さんを看取った経験のある方も、少なくはないでしょう。そんな「患者さんの死」を通して、みなさんは何を感じますか?
もし、学生さんに「なぜ平然としていられるのか」と聞かれたら、あなたはどのように答えますか…?

◇「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

なぜ看護師は泣かないのか

■「亡くなる=悲しい=涙」そんな単純なことじゃない

「泣いている=共感」ではないと思いますし、「死=泣く」でもないと思います。看護師まで悲しんでいて誰が家族の悲しさを受け止めるでしょう?介護されてきたことを労い、患者さんが一生懸命闘病されてきたことを振り返り、そして最後綺麗な姿で退院されるまで、しっかりとサポートして差し上げるのが死への看護と私は思っています。

泣くのが感情表現の全てではありません。今後看護師になって色々な考えが出てくるでしょう。でも学生の頃泣いた自分の気持ちを忘れないで欲しいんです。その気持ちが自分の根本なんです。

泣いたらいいってもんじゃない。泣けば済むほど、人の命は軽くない。私たちは、看護として最後まで寄り添います。泣くのは1人、ベッドの中。

看護師がしなければならないのは泣くことよりも、心をこめて、患者様を見送る事であり泣くことがイコール心を込める事ではないと思います。

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