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知っておきたいお金の話

私のメインバンク選び。郵便局と銀行の違いとは?

2016/10/31

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メインバンクを選ぶにあたり、気になるのが郵便局(ゆうちょ銀行)と銀行の違い。どちらも「銀行」だけれど、何か違いはあるのかな?


■郵便局ってどんな組織?

どこの町にも一つはある、といっても過言ではない郵便局。ただし、メインバンクとして選ぶ場合、「郵便局」は正しい表現ではありません。

みなさんは、郵政民営化という言葉を覚えていますでしょうか?かつて郵便局と呼ばれた組織は、2007年10月に、郵政民営化という政策により機能ごとに分割されました。対象は、メインの3事業(郵便、簡易保険、郵便貯金)です。これにより、郵便業務は「日本郵便」、保険事業は「かんぽ生命」、郵便貯金事業は「ゆうちょ銀行」となりました。また、いわゆる郵便局もなくなったわけではなく、窓口のサービスを実施するという立場で現在も残っています。これら3つのメイン事業と窓口サービスを行う郵便局を、日本郵政という持ち株会社が束ねているという仕組みなのです。

つまり、民間の銀行と比較する際は「郵便局」ではなく「ゆうちょ銀行」が対象になるということですね。

また、持ち株会社の日本郵政、かんぽ生命とゆうちょ銀行は、いずれも東証に上場しています。かんぽ生命とゆうちょ銀行に関しては、2017年9月末までに完全民営化を目指しているので、将来的に日本郵政はメイン3事業のうち、保険と郵便貯金に関する部分を失うことになるわけですね。

上場時の売り出し価格と初値をみてみると、日本郵政が売り出し価格1,400円に対し初値1,631円、ゆうちょ銀行が売り出し価格1,450円に対し初値1,680円、かんぽ生命が売り出し価格2,200円に対し初値2,929円となっております。いずれも、市場から決して小さくない期待をいただいての上場といえるでしょう。

なお、7月15日の株価では、日本郵政が1,280円、ゆうちょ銀行が1,214円、かんぽ生命が2,093円と売り出し価格を下回っています。現在は、市場から厳しい評価を受けているのかも知れませんね。

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