コラム

知っておきたいお金の話

NISAで積立しているけれど損失が拡大。どうすればいいの?

2016/10/27

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NISA導入時から積み立てをはじめて、早2年半。今年に入って株式市況も悪く、すでに5%ほどの運用損が出ているの。
このままどんどん下がってしまったら……私はどうしたら良いの?
今回はNISAで損失を増やさないための対策について解説したいと思います。


■NISAの仕組みについて

そもそも、NISA(ニーサ)とはどのような仕組みなのでしょうか?

まれに、NISAを金融商品と勘違いしている方にお会いしますが、NISA自体は金融商品ではありません。NISAの正式名称は「少額投資非課税制度」で、その名の通り、投資が少額であれば非課税にしてくれるという制度のことです。「少額」の定義ですが、年間投資金額120万円分までとなっており、2023年まで毎年120万円分の非課税枠が発生します。尚、非課税期間は最大5年間となります。なお、NISA口座で対象となるのは上場株式や投資信託などですが、口座を開いた金融機関によっては、上場株式は対象外であるなど、取り扱っている商品が異なります。

では、NISA口座は開設していないけれど、すでに上場株式や投資信託を保有している場合はどうなるのでしょうか?

残念ながら、一般の証券口座からNISA口座には、金融商品を移管することができません。そのため、まずはNISA口座を開く必要があります。

■損益通算について(NISA口座以外との損益通算)

さて、NISAの口座を開いて、正式に取引を開始!楽しみにしていたけれど、まさかの損失が発生してしまった……。こんな場合に利用したくなるのが、「損益通算」という制度ではないでしょうか。

損益通算とは、複数の証券口座間で、損と利益を通算できる制度のことです。たとえば、ある口座で100万円の利益が出たとします。もう一つの口座では、100万円の損失が出たとすると、両者を通算して、損失も利益もなかったことにしてくれるということです。初めから損益通算を利用する前提であれば、運用商品の一部にハイリスク・ハイリターンのものを組み込んでも良いでしょう。なぜなら、損失が出た場合でも、他の口座で出た利益と通算することで、損失のリスクを低減することができるからです。

しかし、NISA口座では、損益通算を利用することができません。よって、NISA口座の場合、ハイリスク・ハイリターンのものではなく、安定的に増えていくような商品を選ぶ(=利益が非課税になるというメリットを活かす)ほうが良いかもしれません。

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