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うつ病でお金がもらえる保険ってあるの?

2019/11/6

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最近なんだか心が晴れない…やらないといけない仕事も増えて帰りは遅いし、上司とも合わない!寝付きも悪くて常に睡眠不足…今はまだ平気だけど、もしうつ病になって働けなくなったら、どうやって生活していけば良いんだろう。

今回は、うつ病に備えた保険ってあるのかな?…と気になっている方に読んでいただきたいコラムです。

 

うつ病に備えた保険ってあるの?

現代病ともいえる、うつ病。
ストレスが多い現代社会では、通院治療を受けている人も少なくありません。

うつ病は、「心の風邪」と表現されることもありますが、風邪のように誰しもがかかり得る病気である一方、風邪のように短期間では治らない怖い病気です。もし、うつ病にかかってしまった場合、給付金が受け取れる保険はあるのでしょうか?

基本的に、うつ病にかかってしまった(=医師にうつ病と診断された)だけでは、給付金は下りません。一部のがん保険などでは、がんであると医師に診断されたタイミングで、一定の給付金が受け取れる保険もありますが、うつ病の場合は異なるということですね。

では、うつ病になっても保険は利用できないのでしょうか?
うつ病が原因で精神病院などに入院した場合は、通常の医療保険の対象になることが多いようです。入院した場合には、医療保険で担保できるということで、ひとまずは安心ですね。

では、うつ病のため「仕事ができない状態」になってしまった場合はどうでしょう?
働けない状態ともなると、自宅療養の期間が長いことが予想されるので、医療保険だけだと不安ですよね。じつは、うつ病などのように「仕事ができない状態」に陥った場合に、給付金が下りる保険も存在します。「所得補償保険」や「就業不能保険」と呼ばれる保険で、「仕事ができない状態」になってしまった場合、契約時に設定した金額が一定期間支払われるといったものです。

あくまでも、仕事ができず給与が支払われないという状態を補うための保険なので、症状が緩和して職場復帰できた場合は、完治していなくても給付はストップしてしまうことが一般的です。また、勤務先によっては、団体保険で同種の保険を募集していることもあります。団体加入の場合、団体割引の制度があるので、個人で加入するよりも割安で加入できます。気になる方は、勤務先の福利厚生制度を確認してみてくださいね。

ただし、「仕事ができない状態」になった場合に補償してくれる保険のなかには、「うつ病などの精神疾患が原因の場合は、補償対象外」というものもありますので、加入前には必ずチェックが必要ですね。

さて、すでにうつ病にかかってしまっている方も加入することはできるのでしょうか?

残念ながら、Noです。うつ病になってしまってからだと、上記の保険だけでなく、生命保険など多くの保険に加入制限がかかります。やはり、保険は健康なうちに加入しておかないと大変ですね。

 

うつ病になった時にもらえる公的な制度とは?

民間の保険以外に、何かしら公的な制度はあるのでしょうか?

代表的な制度は、傷病手当金でしょう。最長1年6ヵ月にわたって、給与の3分の2程度が健康保険から給付されます。業務外の怪我や病気を原因とする休業期間を補うための給付制度ですが、うつ病が原因であっても、「就労不能」という医師の判断があれば給付を受けることができます。

また、医療費に関する助成制度も存在します。自立支援医療という、精神通院医療費の公費負担制度ですが、医療費の自己負担割合を3割から1割へと軽減してくれます。こちらは、うつ病を含む精神疾患で、通院治療(投薬や訪問介護含む)を続ける必要がある方が対象となります。よって、精神疾患であっても、入院治療やカウンセリングの場合は対象外となります。なお、この助成制度を受けるには所得制限がありますので、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

いかがでしたでしょうか?いまや、身近な病気ともいえるうつ病。各種制度はありますが、かからないことが一番ですよね。あまりストレスを抱え込まずに日々生活をしていけるよう、自分なりのストレス発散方法などをみつけてみてくださいね!

 

執筆

お金の専門家:平原 直樹

ブロードマインド株式会社のファイナンシャルプランナー。第一種証券外務員を保有するお金のプロ!難しいお金の話を分かりやすく解説します。くらしとお金のメディア『Sodan(ソダン)』にて、役立つ多数のマネーコラムを発信中!

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