編集部セレクション
  • 公開日: 2019/7/5
  • 更新日: 2019/9/3

申し送りミスでインシデントに…仕事をするのが怖いです。

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のお悩み 
新人看護師です。つい最近、私の申し送り不足のせいでインシデントが起きました。
なぜこんな基本なことを申し送れなかったのか、患者さん、先輩にどれだけ迷惑を掛けたか考えると悔しくて涙がでます。
すでに何枚もインシデントを書いてきました。気をつけているつもりでも抜けていているんです。ミスノートを作って日々振り返りをしていても、起こしたことがないミスを起こすんです。
こんな一年目職場にいると迷惑ですか?これからびくびくしながら仕事しそうです。

 

新人のミス、どうしたら防げる?

■何らかの対策は「しっかり」できていますか?

具体的に、メモを残す・チェックリストを作る・申し送り方法を変える等の対策はしているのでしょうか?気をつけるというのは、対策のようで対策になっていないことが多いです。

今まで起こしたことがないミスといっても、看護師が起こすミスには、確認不足・連携不足等ある程度のパターンがあると思います。
何かミスがあった際に、同じミスでなくても、同じパターンのミスをしないように振り返り対策をたてることが必要です。

■実は、大切なのはメモじゃない

メモももちろんですが、常に一通りの行動の後、頭の中でも振り返る癖をつけておいたほうがいいと思いますね。 新人の頃を思うと、緊張しすぎて、着替えの時なんかに思い出したりして。でも、静かな時間に頭の中で思い返すことは大事だなと思います。

マニュアル丸暗記状態とか「業務」丸暗記状態とか「こなす」レベルだとボロボロ落ちるものがあると思います。
やはり、そこに「看護」の視点が欠けているのではないかと思いますがいかがでしょう。根拠を分かってやっていれば、必然的に落ちない部分があると思います。

インシデント書く度に、同じことがないようにと学習しなければならないと思うんですよ。 気をつけてるつもりではダメ。今ミスしたことを今後のために生かさなくては。

■ミスの根源は…?

業務中いつも気が急いて、余裕がないんじゃないかな? さすがに、先輩のような余裕はないと思いますが、ある程度リラックスした方が注意散漫にならずに仕事ができるものです。

最近は申し送り廃止が浸透してきてますよね。 だから、そのインシデントは主さんだけが悪いんじゃないと思いますよ。それ以外の人の、情報収集不足も原因だったんじゃないかな?

分かっているつもりでもミスしてしまう。という事は、自分で分かっているようで分かっていなかったという事を自覚出来る良い機会だと思います。

■ミスを恐れすぎないで!

何度も同じ事やっていればそりゃ、呆れるけれどさ。 違うミスをおこしているのであれば、少しづつ成長している証だから。
今のウチにミスして気をつけて働いていたら、2年目、3年目は他の同期よりグンとミスを起こさないで働けると思うのです。

インシデントレポート書くことを悪い事だと思わないで下さい。アクシデントにつなげない為の有用なものです。
個人を責めるものではないし、評価を下げるものでもないですよ。 自信満々な人は逆に怖い。ミスを起こすかも!と思いながら業務にあたっている人の方が、大きなミスを起こさないものだと思いますよ。

ちょっと語弊があるかもしれませんが、いっぱいミスして次につなげて下さい。同じミスをしても、その過程で何かしらの変化はあるはずです。それを振り返って分析してみてください。経験を積んでからでは、同じミスでも許されない空気が出てきます。

失敗して怒られた事は、自分の記憶に深く残ります。同じミスをしないようになります。もし、同じミスをするようなら、自分の弱い分野だと学ぶ事が出来て、今後もっと注意出来るようになります。

 

トピック「 新人です。ミスが多くて自信なくしました。
イラスト・なしま

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